過去の開催実績

2022年度　第２回
   
 
■2023年１月26日（木）、１月27日（金）江原道庁、江陵市庁で2022年度第２回目のセミナーを開催し、韓国内に駐在している日本の地方公務員など13名が参加しました。
１日目の午前中に江原道庁を訪問し、道庁の全体的な概要や観光、国際交流における施策について説明いただきました。
１日目の午後には江陵市庁を訪れ、海洋文化観光局長と意見交換会を行い、２日目に江陵市内を視察しました。
１　日時
2023年１月26日（木）、27日（金）
２　会場
　　江原道春川市、江陵市
　　　１月26日（木）午前　江原道庁
午後　江陵市庁
　　　１月 27日（金）江陵市内視察
　　　　　　　　　　　
３　参加者
13名
 
４　内容
＜セミナー１日目・江原道庁＞
 
(1) 江原道庁表敬訪問
江原道庁を表敬訪問しました。観光のPR動画をはじめ、観光分野の主要施策の説明、国際交流分野の紹介等をご説明いただきました。
特に観光資源が多いことで有名な江原道ですが、基礎自治体の観光資源が重複しないために道庁が調整を行い、各自治体の観光の魅力を引き出しているなど工夫した取り組みが見えました。また、老朽化した観光地の活性化事業にも力を入れており、今後の観光都市として計画は興味深いものでした。
インフラについては、KTX、空港、港もあり、2022年は襄陽(ヤンヤン)国際空港から日本初となる成田線が就航となるなど国外の幅を広げていることを知りました。
国際交流の分野については、韓国全体の国際交流の現状の説明や江原道と姉妹都市である鳥取県との歴史や交流の経緯、友好都市である富山県との交流を中心に説明いただきました。

① 江原道の説明の様子 

(2) 江陵市表敬訪問 
江陵市文化観光海洋局長を表敬訪問しました。

② 江陵市表敬訪問 

(3) 文化観光海洋局長との意見交換会
江陵市の概要説明とクレアソウル事務所についての事業紹介等を行いました。
　また、意見交換では、日中韓３か国会議に関する質問や観光に関する質問がありました。その中の１つとして、江陵市は韓国ドラマのロケ地やＢＴＳのＭＶの撮影地としても有名であるが、撮影地としての誘致を行っているのかという質問に、撮影地となった場所を自治体が観光地にしていくという回答でした。自治体が撮影地を観光地化して国内外からの観光客促進につなげている等様々な取り組みがなされており勉強となりました。

③ 事業説明の様子 

＜セミナー２日目＞
(1) 視察１
烏竹軒（オジュッコン）
現在の５千ウォン札の肖像画に栗谷李珥とその母である５万ウォン札の肖像画書かれている申師任堂の生家を訪れました。

④ 烏竹軒（オジュッコン）

視察２
ARTE　MUSEUM
2021年12月にオープンしたイマーシブメディアアート常設展示館は、白頭大幹の山脈が走る江原道と江陵の地域的特性を反映したメディアアートを展示しており、視覚、聴覚、嗅覚を感じながらアートに触れることができました。

■セミナーを開催して
第２回目は観光政策をテーマに江原道庁と江陵市庁を訪問し、各自治体の観光政策や国際交流における取り組みと意見交換会を行いました。クレアソウルセミナーの参加者からは、烏竹軒では、解説員から親子そろって韓国紙幣の肖像画となった人物の足跡や歴史を詳しく学ぶことができ、朝鮮時代の当時の暮らしぶりを想像しながら、儒学者の精神や考え方に触れることができました。　　
また、最近話題のアルテミュージアムでは、最新技術を駆使した大迫力のメディアアートに触れ　ることができ、視覚だけでなく、香りや音で伝える新しい演出を体験し、世界に向けた観光に力を入れている江陵市の魅力を味わうことができ、大変有意義な研修であった等感想をいただきました。
これからもクレアソウルでは、韓国に駐在する地方公務員等のみなさん